犬と暮らそう! 超初心者編

STEP6 子犬を家に迎えよう!T
こちらはこれから犬と暮らそうと考えている方の為の講座です。


はい、お待たせいたしました。この授業からやっと子犬がやってきます。
まず子犬を迎える1日の要点を大まかに述べます。

@お家につれて来る時間帯は昼間の明るいうちに!
A子犬が来た初日はあまり構わず休ませて。
Bトイレのお勉強は初日から。
C1度目のご飯は少しだけ少なめに。
D冒険させて。
E体調の変化に目を配りましょう。
F夜鳴き対策は初めが肝心。


・・と以上のようになります。
@の明るいうちに迎え入れる、ですが、出来れば午前中が1番良いですね。お昼ご飯を新しいお家で食べられるぐらいの時間帯です。里子に出す側の生活時間もあるので多少のずれはあると思いますが、基本としてはとにかく明るいうちに引越しを済ませてあげる、という事です。
子犬が皆さんのお家にやってくる時期は多分生後2-3ヶ月くらいだと思いますが、この時期は本来はまだまだ母犬や兄弟犬との触れ合いが必要な時期にあたります。
甘えたい盛りの時に、たった一人、家族から引き離されて新しいお家にやってくるわけですから、子犬はとても不安です。その不安を少しでも軽減してあげる為に、明るいうちに引越しを済ませて、未知のお家に慣れる初日の時間を充分にとってあげましょう。

Aは皆さん反対の行動をしている場合が多いので是非気をつけてください。
子犬は成犬よりも順応は早いですが、とてもデリケートです。新しい家族やお家に慣れるのには多少の時間がかかります。その時間に大切なのは、人間があれこれ構ってスキンシップを取ることではなく、適度な距離を置いて見守ってあげることです。子犬には子犬のペースがある、という事を忘れないで下さい。
やってきた子犬が可愛いのは分かります。不安そうな仕草に可哀相になってしまうのもわかります。
しかし、だからと言って、ひたすら抱き続けたり、撫でつづけたり、遊んだりするのは、そのペースを狂わせる事になります。
お子さんのいる家庭では、まず、子犬を「そっと見守る」という事を徹底するようにしてください。
これが出来ないと、睡眠バランスが崩れて食欲不振になります。
また、もしも元気に毎日遊びまわっているのに、何故かご飯をあまり食べない、という家庭は、もう1度子犬との接し方を振り返ってみてください。1人でさびしそうだから、と入り代わり立ち代り誰かが子犬を構っていませんか?兄弟犬の代わりをしなくちゃ、と長い時間遊んでいませんか?
後にも述べますが、子犬の基本生活サイクルは、寝る、食べる、出す、の三つです。この合間合間に少しずつ遊びや躾をします。1日の大半はぐっすり寝るものだ、と言う事を忘れてはいけません。この睡眠時間が削られると食欲不振に陥ります。家族の愛情はまず見守る事で示しましょう。

Bトイレの躾けはやってきた瞬間からはじめます。お家に来たら、まずゲージに一旦入れて、水を何時でも飲める状態にします。その状態でゲージ内のトイレシートにおしっこをするか、少し様子を見ましょう。
例えゲージの中でもきちんとシーツの上で排泄できたら、名前を呼んで褒め、すぐに小さなご褒美をあげます。
外に出すのはそれからです。来る前にトイレを済ませてしまい、暫く時間に余裕がある場合は、子犬の居住空間となる室内を一通り子犬に点検させてあげてからゲージで休ませてください。
子犬はかなりマメに排泄をします。水を飲んだ後やご飯を食べた後、更に起床した時はまずトイレです。また何気なく遊んでいる時でも1時間に一度サークルに戻してトイレの習慣をつけましょう。

Cお昼前後にお家に迎える場合、お昼ご飯は大抵新しいお家で食べる事になります。
緊張で胃腸の働きが低下している事を考えて、最初にあげるご飯は心持少なめにしましょう。またご飯の後はゆっくりと寝かせてあげてください。

Dご飯も食べて、一休みしたら、ゲージの出入り口を開けてみましょう。無理矢理出すのではなく、子犬の方から出てくるのを見守ります。最初から元気に飛び出してくる子もいれば、怖がってゲージの奥で丸まってしまう子もいます。どちらも性格ですから、ぐったりして体調が悪そう・・というのでない限り心配はいりません。
ゲージから出てこない子も数日すれば馴れてきます。
外に出てきた子犬にはお部屋を冒険させてあげましょう。子犬は全然別のお家に戸惑いながらもくんくんと臭いを嗅ぎながら、ここは危険じゃないのかな?これは何かな?と安全を確かめたり、自分の居場所を知ったりします。決して小さな子供に追いかけさせたり、叱ったり、大きな音を立ててはいけません。
時折名前を呼びながら、子犬がここは安全なんだ、と納得してくれるのを見守りましょう。

Eやってきて1日2日というのは、ストレスからか体調に異変をきたしやすい時期でもあります。主な異常は下痢が多いです。多少の軟便や一時的な下痢はフードの量を少し減らしてそっとしておいて上げることで大抵は治まります。時間をおかず、立て続けに下痢を繰り返したり、血便やイチゴジャム状の便をした時や、嘔吐を繰り返すようなら感染症の危険がありますので、即病院へ駆け込む必要がありますが、単発でしたうんちが下痢気味だったり、柔らかい・・という程度の状態ならば然程問題はありません。ただし、見極めに自信がない方は便をもって病院へ行きましょう。(獣医に行く場合は、感染症を防ぐ為、診察台以外の場所に子犬を下ろしてはいけませんよ。また他の犬との接触も厳禁です。獣医に行って感染症を貰っては意味がありませんので注意してください。)感染症以外の子犬が気をつけたい病気はまた別ページで述べます。

F母犬や兄弟から離されて新しいお家にやってきた子犬に起きやすいのが夜鳴きです。
新米パパやママの多くはこの夜鳴きに頭を抱えます。この夜鳴き対策は一般的には2つの手段しかありません。1つは放置して一人寝に慣らす事。もう1つは傍にいて寄り添い安心させてあげることです。
もしも、あなたがこれから先、ずっと子犬と共に寝起きし続けると断言するのであれば後者でもかまいませんが子犬との距離をきちんと保つのなら可哀相ですが、無視するしかありません。
1人寝に馴れていない子犬は夜になるとどうしてもくんくんと寂しそうな鳴き声をあげやすいですが、それにつられて一々覗きに行くと、子犬には「こうやって声を出せば、パパやママは来てくれる」とインプットされてしまいます。躾けの基本は「生涯一貫」ですから、それでも良いと言う方以外は「泣いても寝る時はパパもママも来ない」のだと子犬に分からせなくてはいけません。
寝る時に、ゲージを寝室へ移してとりあえず、一緒の室内で寝てみる、と言うのも手ですが、旅行で子犬を何処かに預ける予定のあるはまず1人寝に慣らすようにしましょう。
お仕事のある人は大変かもしれませんが、大体3日から一週間でおさまりますので、頑張りましょう。


慣れたブリーダーだと大抵は言わなくても用意してくれるものですが、子犬を引き取る時に、それまで暮らしていた場所や家族の臭いのついたタオルや玩具を1つ貰うと臭いで子犬は安心します。何でも構わないので貰うようにしましょう。
また、食事のことはきちんと引き取る前に教えて貰い、子犬がちゃんと新しい生活に慣れるまでは出来るだけ食生活は変えないようにします。フードのメーカーをかえるのは子犬が落ち着いてからで充分です。
ただし、2-3ヶ月の子犬というのは、犬種に拘わらず大抵はコロコロとしているのが普通です。
時折ショップなどでは、小さいほうが売れるから、と食事の回数や量を減らし、かなり貧弱な体形で販売している事もありますので、何やら痩せているな・・という子の場合はうんちの状態をみつつ、少し量を増やしてあげましょう。
うんちとフードの関係は
水分の少ないコロコロうんちの場合・・・少しフードを増やします。
トイレシーツに跡がつくぐらい軟便気味・・・少しフードを減らします。
・・と考えてください。要は食事が少ない時のうんちは硬く、多いとべっとり気味になるわけですね。
丁度良いとされているのは、適度に水分を含みつつ、ティッシュできちんと掴めて、シーツに跡がつかない、うんちです。覚えておくと便利ですよ。

次は・・・子犬を迎えてからのあれこれシリーズになります。