犬と暮らそう! 超初心者編

STEP7 子犬と暮らそう!T健康編
こちらはこれから犬と暮らそうと考えている方の為の講座です。

子犬がやってきて約一週間は健康状態に気をつけてあげなくてはいけません。
今回の授業では、子犬の健康管理について勉強しましょう。

子犬や新米のパパとママとって最も怖いのは感染症です。
大抵の子犬は皆さんのお家にやってくる前に一回目のワクチン接種を終わらせていると思いますが、
ワクチン接種=安心 
ではありませんので、くれぐれも注意してください。
ワクチンの種類や効能については既に感染症のページで述べていますので、今回は省きますが、子犬の罹り易い感染症とその初期症状は必ず頭に入れておき、何か異変が起きた時には早急に獣医にかかるようにしてください。
子犬にとって殆どの感染症は重症で死へ結びつきやすいものです。また発症すれば後は対症療法しかありませんので常に健康状態に留意し、体力つくりを心がけましょう。

さて、子犬が家にやってきたら、体調管理はどうすれば良いのか、また何に気をつければ良いのか、まず知っておきましょう。

@温度の管理
A元気度をチェック!

B食欲チェック!
C体重チェック!
Dうんちチェック!
E目と耳チェック!
F歩行チェック!
G皮膚チェック!
Hその他のチェック!


に分けて以下、その説明をします。

@温度管理
子犬はまだ体温調節がきちんと機能していません。
動物はもっぱら暑さよりも寒さに強いもので、犬もまた例外ではありません。殆どの犬の場合、寒さにはある程度の耐性があります。寒がりな犬もいますが、室温は人間が快適な程度で特に暖房を強めにかける必要はありません。ただ、注意したいのは温度差です。例えば、昼間は暖房が効いた室内で寝ていても、就寝と共にヒーターが消されるリビングなどでは、明け方近くにぐっと冷え込む為、この温度差に身体がついていけず、風邪を引くケースがよくあります。これは子犬に限らず成犬でもよくあるので気をつけたいものです。
夏場はあまり気にする必要はありませんが、明け方の冷え込みを考慮して、冬場は毛布やフリースなどを一枚寝床に入れておいて上げましょう。

A元気度をチェック
どんなに活発な子犬でも、新しい家にやってきた初日はそうそう元気に走り回るものではありません。
無理にゲージから出さずに様子を見て徐々に慣らすようにしてください。
ただ、大抵の子犬は2日目か3日目には慣れて遊ぶようになるものです。
2日3日経っても、ゲージから出ず、ひたすらじっとしている場合は、体調が悪い可能性があるので、鼻の頭が常に乾いていたり、鼻水が出ていたり、便が安定しないなどの他の点と組み合わせて注意して、僅かでも不安材料があれば獣医に相談するようにしてください。
反対に、元気だからと長時間遊び続けたりするのは、逆に体調を崩す原因となりますので、遊ぶのは程ほどにして、睡眠時間はたっぷり取るようにしましょう。
良い子の基本は、よく食べ、よく出し、よく眠る事です。

B食欲チェツク!
子犬は育ち盛りですから、もりもりとよく食べるのが基本です。
里子に来る前から食欲の状態はよく聞いておき、食べ方は常にチェックしてください。
初日は緊張であまり食欲がない子犬もいるかもしれませんが、大抵は2日もすれば食欲は通常に戻るものです。元々あまり食べない、と言う子もいますが、もしも、里子に来るまでは食欲旺盛だったにも拘わらず、新しい家にやってきたら食べなくなった・・というのであれば、何か原因があるはずです。
構いすぎていないか?しっかりと寝ているか?元気はあるか?様子を見て、問題があれば獣医に相談に行きます。

C体重チェック
食べ盛りの子犬は当然体重は増えていくものです。
しかし、きちんと食べているのに、何故か痩せている、とか姿が子犬らしくない、とか体重の増加に異常があるようなら、寄生虫の可能性がありますので、うんちを持って獣医に行きましょう。
寄生虫は特別な病気ではなく、普通に暮らしていても罹り易いものです。
母犬に症状が出ていなかったとしても、その母親から移されてしまうケースもあり、ルートも様々なら、寄生虫の種類も色々とあります。
腸内寄生虫の場合は大抵便の検査ですぐわかりますし、虫下しを飲ませればすぐに駆除できますので、早目に検査してもらうのが1番です。

Dうんちチェック
これは最も分かりやすいチェックです。
子犬は1日に数度便を出しますので、その度に、下痢はしていないか、寄生虫は出ていないか、血は出ていないか確認しましょう。最初の1日2日は緊張の為、軟便になる傾向もありますが、(運動直後の便は多少緩い事もあります)何度も下痢が続いたり、吐いたりする場合はそく獣医へ行ってください。
寄生虫が便に混ざってで来る場合もあります。
この寄生虫入りの便は、見た瞬間、あまりの気色悪さに人間の方が呆然とするものですが、愛する我が子の為に勇気を出して、便の一部をサランラップなどで採取して獣医にもって行きます。
ちなみに我が家のリエルはやってきて一週間目くらいに、動く蛆虫の塊のような恐ろしい便を出して、私を凍りつかせてくれました。暫くお米を見るのが嫌でした。瓜実条虫でしたよ。
血便が出た場合は例え一回目だろうが、初日だろうが、即獣医へ行きましょう。
健康なうんちはあまりコロコロしすぎていなくて、ティッシュで摘めて、トイレシートにくっ付かない程度のものです。色は食べているフードによって変わるので、血便や下痢をしていなければそうそう拘る必要はありません。

E目と耳チェック!
まず目ですが、見えてるかいないか、と言うのは大抵子犬を引き取る前の段階で分かると思うのですが、稀に
半年くらい経って、実は見えていなかったらしい、という事態に陥るケースがあります。
ダックスではクリームやダブルダップルの薄い色素遺伝により、視力が奪われている事があります。犬は嗅覚が発達している分、あまり視力には頼らずに行動している事もあり、初心者が先天性の視力障害を持つ子犬を知らずに引き取った場合に気付くのが遅れてしまうわけですね。もしも、走っていて、タンスやら柱やらに年中衝突しているような場合はきちんと見えているか確認しましょう。
指やご褒美を目前にかざして、目がそれを追っているか確かめる簡単な方法もあります。
また、ゴールデンなどは乱繁殖による目の障害が多いので、診察の際には、必ず目を点検してもらいましょう。
チワワやパグなどの目の大きい子もチェックして貰うと安心です。
遺伝性の目の疾患ではPRAと言う進行性の病気が知られています。これは、幼少期に発症するものもあれば数年してから発症するのもあり、結局は目が見えなくなってしまう病気です。遺伝によるものなので、もしもこの病気が発覚した場合は絶対に交配を考えてはいけません。

耳は特に垂れ耳犬は耳ダニや外耳炎などになりやすいものです。耳は無臭というものではありませんが、鼻につくような臭いがあったり、耳が異常に汚れていたり、赤くなっている場合は獣医に行きます。
幼犬は特に代謝が活発なせいか、固体にもよりますが耳は汚れやすいので、外耳部分だけでも綿棒などでお手入れをするようにしましょう。
耳を床にこするようにしてのたうつ場合には耳ダニの可能性があります。耳ダニはすぐに治るわけではないのできちんと獣医に行き、薬を貰い毎日掃除と点薬をしてください。
立ち耳の場合はすぐに汚れが分かりますが、垂れ耳犬種(ダックスやゴールデンやビーグルなど)は予防接種や薬を貰いに獣医へ行く場合には必ず耳の検診を受けるようにします。

F歩行チェック
乱繁殖のせいもあり、増えているのが股関節などの異常です。
特にダックスは遺伝的に関節の異常を持つ子が多いので、もしも歩き方ぎこちなかったり、どこかを引きずっていたり、抱き上げる時に痛がるようならレントゲンで確認するようにします。
もちろん異常があった場合は、例え生活に差し障りがなくとも繁殖はいけません。
2.3ヶ月の子犬はまだ歩くのもたどたどしく、何やら危なっかしいものなので、いきなり部屋をうろつく姿だけを見て異変に気付く事は難しいです。
もし、繁殖をかんがえて迎え入れた場合はこの事をふまえて獣医に相談しておくことです。。
また子犬の足は爪もパットの毛も伸びやすいく、走る際にすべったり、爪をひっかけて傷つけたりすることもあります。出来るだけ小さなうちから毛切ったり、爪を切ったりする習慣をつけましょう。

G皮膚は痒がっていないか?脱毛していないか?フケが異常に出ていないか?を見るようにします。
アレルギーや寄生虫などで皮膚に影響が出る場合もありますので、ブラッシングの時に見てあげてください。
フケは冬などの乾燥期には見られやすいものです。その場合はスプレー等で皮膚を潤してあげましょう。
また、緊張すると一時的にフケが出ますが、これはその緊張や恐怖がなくなればおさまるので心配はいりません。もしも、外出した先でいきなり子犬にフケが浮き出た時は、「緊張で怖い」状態と言う合図ですから、安心させてあげましょう。

Hその他は男の子でいえば、睾丸が下りてきているかを見ます。知らない人も多いですが、男の子の睾丸は生まれて暫くしてから、袋に下りてきます。そうして成長と共に、股の間でぶらぶらとしてくるわけですね。
しかし、この睾丸、必ずしも二つきちんと袋におさまらず、どちらか、または両方とも、体内に留まってしまう場合があります。これを陰嚢と言います。このタマが下りてくる時期は生後2ヶ月から遅い子だと半年以上かかる子もいますので、里子に来た時点でタマが下りていない場合はちゃんと二つ袋に入るかチェックが必要です。
ブリーダーなどでは、この睾丸が確認できない場合、どんな良い血統の子でもその理由を明示して価格を低く設定しますが、ショップなどではそのまま何も言わずに売ってしまうケースが多いです。
陰嚢の場合は腫瘍になりやすいので、1年位待ってから去勢します。ただし、片睾丸でも生殖機能は働いているのですから、むやみに生理中の女の子と一緒にするのは危険です。
獣医によっては生殖機能に問題はないから、繁殖させても良い、と言ったりしますが、こりは遺伝も関与している可能性が大きいので、通常は陰嚢の場合いは繁殖から外します。
通販やネットで犬を購入した場合、この睾丸が下りている、いない、で問題になるケースもありますので、もしも後々子供をとりたい場合には、きちんと確認してから里子に迎えましょう。

誤飲・
子犬は兎に角、何でも噛み、何でも口に入れてしまうものです。ただ噛むだけなら良いですが、食べてしまうと困る物は決して子犬の行動範囲内においてはいけません。
薬やティッシュ、ライター、タバコの他、ヌイグルミのボタンやクッションカバーのジッパーなど飲み込むと危険です。トイレパットなどは大抵ウンチとして出てきますが、中にはショッピング袋が腸に引っかかって開腹手術しなくてはならないケースもあります。私達保護者がきちんと注意してあげましょう。
他、何か少しでも異変を感じたり、おかしいな・・と思った場合は即獣医に行く事が大切です。

さて、次の時間は獣医へ行こう!と手続きもろもろです。その後はしつけに入りますよ。