犬と暮らそう! 初心者編

STEP9 子犬と暮らそう!V スキンシップ
こちらは犬と暮らし始めた方の為の講座です。

子犬がやってきて、家に慣れたら、少しずつスキンシップをしましょう。
人の手は優しくて、全然怖いものではないんだよ、と繰り返し教え、どんな所を触っても嫌がらない子にする事はお手入れや病院で役立ちます。
また時にはちょっとだけ力を見せることは、パパやママにはとても敵わない、やっぱりリーダーだな、と教えられます。1日1回からでも充分ですから、丁寧に何度でも繰り返して徐々に教えてあげましょう。
今回は写真つきです。
醜い・・もとい,見にくいかもしれませんが、参考にしてみてくださいね。


@抱きしめて。


遊んでいる時やちょっと興奮している時に救い上げるようにして羽交い絞めにしてみます。はじめは暴れるかもしれませんが、それでも離してはダメですよ。
ちょっとだけキュッとして、大人しくなったら「良い子だね。」とか「よくできました」とか褒めてご褒美をあげましょう。これは、興奮している時でも、ママやパパの腕の中では大人しくしていると褒められる、と理解してもらうためのお勉強です。くれぐれも力を入れすぎて肋骨を折る事はしないで下さいね。


A押し倒して

本当は膝の間に挟みこむようにするほうが良いですね。写真の都合で甘くなっていますが・・。これは、少し野心的な子に、ママやパパは強いんだよ!と教える為の方法です。ダックスやチワワ、シバなどの気の強めの子にはこうやって押し倒し、押さえつけの方法でいきましょう。小さい子なら片手で充分です。暴れても手は緩めず、大人しくなったら五秒から十秒ほどそのままに状態にして、それから褒めながら離してあげます。これもまた力加減を忘れないで下さいね。かなり暴れる場合には膝にも力を入れて圧し掛かりましょう。


Bぶらぶら。らぶらぶ。
両脇と胸のあたりをしっかりと押さえて、50cm前後持ち上げます。暴れても離さずに大人しく力を抜いてぶらぶら揺らせるようになったら、褒めて下ろしてあげますよ。ダックスやコーギーの場合は背骨に負担をかけないように気をつけてね。とにかく、ママやパパの手にかかったら大人しくしてても安心、と教えてあげるようにします。まずは20cmくらいから試してみてくださいね。

C手を触って。

抱きしめて大人しくなったら、今度は手や耳を触ります。
優しくゆっくりと、手だけでなく色んな場所を丁寧に撫でて、ママやパパの手は気持ちいいなー、と子犬に教えてあげましょう。手足を触っても嫌がらない子に育てれば、爪切りやパットの毛を切る時にも役立ちますよ。


D指で歯磨き練習!


落ち着いた時を見計らって優しく口の中に
指を入れてみましょう。最初顎を撫でながらゆっくりゆっくり口へ、それから指で歯をなぞって前から奥歯へ指を移動させます。これに成功したら、次はガーゼを指に巻いてごしごしと。歯磨きの練習になります。
歯はとても大切ですから、ママもパパも頑張って練習しましょう。



E耳の穴にポン!

耳に触れるようになったら今度は穴にも触れるようにしましょう。耳のお掃除の前段階として、これを是非クリアしてくださいね。
これに慣れたら次はまずティッシュやガーゼに洗浄液をつけて指の届く範囲で綺麗にしてあげます。それもクリアしたら次は綿棒やカンシを使ってもう少し奥までお掃除にチャレンジしてみましょう。特に垂れ耳の子は耳が汚れやすいのでお掃除は是非マスターしてくださいね。

Fお尻をにぎにぎ。

小型犬に必要な肛門嚢絞りをスムーズに行う為に尻尾やお尻周りも慣らしておきましょう。肛門周りの毛を切ったりする時にも役立ちますので、落ち着いている時に尻尾をゆっくりと触りながら持ち上げてじっとしているようなら褒めながらお尻まわりを触ります。

Gカラーに挑戦!

まず、呼び寄せてお膝の前でお座り。上手に出来たらゆっくりとそのままカラーをつけてあげます。
呼び寄せは躾の基本なので、名前を呼んだらすぐにママやパパの所に来るように、上手にリードしましょう。この時期に叱る際名前を呼ぶと「名前=嫌な事」と覚えてしまうので、失敗で怒る時には名前は呼んではいけません。何気ない時に名前を呼んでトコトコやってきたら褒めてご褒美をあげるようにすると「名前=嬉しい」となります。これが出来たらご褒美の前のお座り練習。これはご褒美を少し頭の上に翳すと自然に座る状態になりますので、すかさず「お座り」と声をかけ、それから褒めてすぐご褒美です。カラーをすると嫌がる子もいますが、お散歩には必要ですから、ワクチン前の時からゆっくりゆっくりと慣らしておきましょう。

H片手で素早く抱っこして!

足の間に腕を入れるのが基本形ですが、こちらはもっと素早く、さっと抱き上げる際の方法です。まずは右手を脇の下に入れて、親指と小指を広げて胸の部分をしっかりと支えます(上の写真)。その後上半身を軽く持ち上げて、肘で腰を支えるように抱えて持ち上げます。肘と人間の脇で全身を包むようにして抱き上げるのがコツ。
これをマスターしておくと、散歩中や片手が塞がっている時に素早く安定した抱き方が出来て便利ですよ。腰にも悪影響がないので、安心。ただ・・女性には8s以上の子だときついです。多分・・。

ざっと基本形をあげてみましたが、スキンシップはただ可愛い!と撫でるだけではありません。自分の身体の何処を触られても、ママやパパの手は優しくて気持ちいい、と子供達に教えてあげる大事な機会でもあります。小さい頃から手に慣らしておく事は、先々のお手入れに必要なことですから、嫌がられたとしても諦めずに繰り返し繰り返し続けていきましょう。
生まれたときから人の手に慣れ、充分なコミュニケーションをとれていた子犬はすんなりと新しいママやパパの手を受け入れてくれますが、あまり手をかけない繁殖者やショップなどからやってきた子犬は慣れるまでに時間がかかりやすい傾向があります。
いずれにしても、触ろうとする度に嫌がり歯をむき出すような子のままでは、ブラッシングも爪切りも出来ない子になってしまいますから、ご褒美を活用してじっくりと練習しましょう。