はじめに。(必ず読んでね。)
このコーナーはこれから犬と暮らそうと思っている超初心者から既にずっと一緒に犬と暮らしている熟練者までの方々に対応するステップアップ式の講義部屋です。
それぞれの段階に合わせてお気軽に参加していただけるように幾つかの段階に分かれています。
まずはご自分の当てはまるクラスから覗いてみてくださいね。マニアクラスはダックス専用ですが、それ以外は出来るだけ犬種を選ばないようにはしています。躾に関しては小型犬から中型犬までが範囲になります。大型犬は小型犬とはまた違った躾け方などがありますので、そこだけ御了承下さいね。

ごあいさつ

はるか昔、今から二十年近く前、我が家には1匹のMダックスがおりました。当時はダックス自体がまだ珍しく、スムースヘア位しかいなかった時代です。
「血統書付きなんだぞ!」と言うのがその子を何処からか連れてきた父の自慢でした。昭和の後半期とは言え、捨て犬や捨て猫や野良犬があちこちで見られ、幼い私はそんな捨て犬や捨て猫を拾っては母親に叱られていたので、始めてみる子犬はなんだかとても特別な存在に思えました。
室内で飼う犬と言ったらせいぜいマルチーズか妙ちきりんなカットをされたプードルくらいしか知りませんでした。
父は、子育てもスパルタでしたが、犬の躾もスパルタでした。当時の一般的な考えでもあったのだろうと思いますが、犬は叩いて躾ける!と言う情報のもと、その子は粗相をすれば叩かれ、悪戯をすれば叩かれ、びしばしと育てられました。胴長短足のダックスのお尻をびしばし叩くわけですから当然ヘルニアになりました。狂犬病くらいしか病気の知識がなかった時代でしたので、蚊に刺されてフィラリアにもなってしまいました。子宮蓄膿症にもなりました。
全部知識があれば防げた病気です。
食事も人間の残り物を平気であげていました。玉葱の味噌汁に御飯ににぼし。すき焼きをすればその残りを、魚の時は残った骨や皮などを御飯と混ぜて食べさせるのが普通でした。
ご褒美はチーズとチョコレート・・・。今では考えられない話ですね。(しかし、それで体調を崩したと言う事はなかったように思います。何よりある意味豪華な日替わりメニューです))
座敷犬・・・と言っても、まだまだ犬は外、と言う意識が強かったためか、その子の居場所はいつも玄関でした。冬場は寒くなるのでペット用のヒーター(これは当時もあったんですね)をダンボールの寝床においてあげていたのを覚えています。

再びMダックスと巡り合った私は時折、ふとかつて子供の頃一緒に暮らした彼女の事を思い出してどっぷりと落ち込んだりします。あの時、もっと優しくしてあげればよかった。もっと抱きしめてあげればよかった。もっともっときゅっとして傍にいて、話しかけて、手を離さなければよかった。
そうしてふと、足元にいる子供達を一人一人覗きこんでは問いかけるのです。
「きみ達は今幸せかな?」

悲しい思いをした人も、今色々と悩んでいる人も、そしてこれから犬と暮らそうと考えている人も、犬に関わる全ての人が、いつか虹の橋で人生の一時を共有した彼らと笑顔で再会できますように。

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